2014/03/09

大工⑤

作業は進んで、ついに床材を張る。
地元の材木屋さんからB品の床材を安く買わせてもらえたので、
厚さ30ミリの新品の床材を入れることに。
サネのオスとメスを合わせて床材を端からはめ込んでいく。
窓も入って、壁板も張ると見違えるような部屋に。
そして、ドアをつける壁を抜いてトイレへと続く廊下へ床を張り終えたところ。
いやはや、全然伝えきれてないけれど、ここまでするのは大変な仕事です・・・
 半外の廊下の床も傷んでいたので、補修をして。
 これでようやくトイレへの道もできました。
余裕ができたら、トイレも隙間風はなくしたいなぁ。

数日後、床の2部屋が完成。
窓もドアもついて、真新しい明るい部屋になった。
 掘りコタツがある部屋もこのとうり。

あとは建具を入れて畳を張るだけ。
細かい所はたくさんあるけど、やっとここまできた~。。

しゅんちゃん、かっちゃん、本当にお疲れ様でした。
自分でやってみると大工さんって本当に大変な仕事だと分かるね。

でも少し基本を覚えると面白くて、自分であれこれ作ってみたくなる。

自分でも意外だったけれど、私、大工用語や家の構造がすんなり頭に入ってくる。
初めてやることだけど、まるで知っていたかのように身体が動く。
不思議な感覚・・・。
きっと遠い昔の前世で何かの職人だったのかなぁ~と思ったり。

大雪に阻まれて直しは3月に入ってしまったけれど、
3月末までに引越しが完了できるイメージで動きます。
新居の新しい畑の開墾も急がねばっっ。

2014/02/23

大工④

大雪の後は雪掻き仕事から。
もうだいぶ雪は溶けているけど、この場所は村の中でもけっこう積もる。
カチカチに凍った雪をどけるのに、半日かかってしまった。

そうこうしている間に、後ろ側にガラス戸が入った!!
解体現場からもらった二枚ガラス戸、古い建具がいい感じに。

そして、この日も加勢にきてくれた近所のシンイチさん。
シンイチさんと私で地面にビニール張り。
家の後ろ側は石垣になっていて、どうしても湿気が溜まりやすい。
シンイチさんが使わなくなったハウス用の厚手のビニールを家から持ってきてくれて、
湿気対策として地面にビニールを敷き詰めて、上にジャリを敷いた。
こうすることで、地面の湿気が上がらないらしく、
最近の新築住宅では、こうするのが一般的らしいのです。
 後ろ側のもう一部屋も同じようにビニールを敷きジャリを落とした。
後ろの部屋も大引~根太を張り、断熱材を入れる作業に。
居間になる部屋だけは断熱材を入れることにしたのです。
厚さ30ミリの断熱材をカッターで真っ直ぐ切る。
ピッタリじゃないと意味がないから、案外むつかしい・・・。
午後には近所のマサさんも加勢に来てくれた。
なんてありがたいんだろう。
断熱材が入れ終わるとすぐさまコンパネを張る。
かんちゃんはコンパネをサイズに合わせて丸ノコで切る。
だいぶ慣れてきた様子。
そして、俊ちゃんは新たに窓を取り付ける場所に木枠を取り付けている。
ここにも解体現場でもらった二枚窓が入る。
男4人でかかると、ほんと早い早い。
 なんとも頼もしいのです。
掘りコタツの一部屋も1日でほぼ終了し、あとは床材を張るのみ。
この日は、加勢に来てくださったお2人に感謝するばかりです。
温かさに感激で、この日はいい現場でした。

2014/02/15

大雪

朝起きるとどっさり積もった雪にびっくり。
全国的に大雪のようだけど、ここも今年一番の積雪。
昨日から振り出した雪が夜の間にさらに積もって40cmくらい。
こんもりときれ~に積もったね。
 お隣さんが朝早くから雪掻きをしていた。
国道は除雪車が通るらしいが、細い道はなかなか除雪されないそう…。
これは雪を掻いておかねば、車が出にくくなるかもと思い
私もスコップを借りて雪掻きすること2時間、いい汗をかいた。
旦那さん教習所へ行って不在のため1人で30mほど除雪。
かなりの重労働だけど、朝から身体を動かして
ポカポカした身体に冷たい風が心地よかった。
見てこれ。きれーに雪がなくなった。半分はお隣さんが掻いてくれた。
 とりあえず、車が出られるようにと。
車庫の前も雪をどけた。

降り積もったばかりの雪はサラッとしていて、あまり水分を含んでいない。
それが、時間がたつと凍みて重さはとてもじゃないみたいです・・・
やるなら早めがベターですね。

しかし、まともに雪掻きしたの初めてだ。

年々雪の量は減っているそうだけど、一冬の間に何回かこのくらいの雪は降る。
自分が年老いた時のことを思うと、1人で雪掻きはしんどいだろうなぁ
できないかもしれないなぁ~と弱気になる・・・

たかだか40cmの雪にまだまだ慣れていない私です。
明日からまた路面の凍結が怖い。


2014/02/12

大工③

手前の部屋の土台作りはわりとすんなりと進んだ。
まずは束石を1ヵ所づつ水平機で水平を確認しながら置いていき、
大引きの高さに合わせて束の高さを測り、押し切り機で切断。
根太を410ピッチで均等割り付け、釘を打ち込む。
その上にコンパネを敷いてビス留め。
コンパネを張る時は、ちゃんと根太の位置にスミを打っておかないと、ですね。
この日もシンイチさん加勢に来てくれました。
もう一部屋も同じように束石~束~大引~根太~コンパネ~
家の基礎はよ~く分かったね。


2014/02/11

大工②

続いては家の後ろ側の土台直し。
かなり腐食していた土台を取り去り、ジャッキで支えている状態。
 家の後ろ側から谷風が吹いて、なお更寒いんだ・・・
しかし、もともとの土台のコンクリが傾斜していたため、水平がとりにくく、
夕方から急遽のセメント流しの作業に・・・。

雪の日の景色はこのとおり。目の前は山の冬景色。
標高600mの山で窓全開は極寒です・・・
さむい日だったなぁ~。

寒い中お疲れ様でした。

2014/02/08

イノシシ

今日は私1人日田に用事で出かけていて
暗くなってから大工仕事の現場に戻ると何やらやっている

えっ・・・!?うそでしょ~?
男2人で猪をさばいていた・・・
地元の猪猟をする人にウリボウをもらったとか。
 ちゃんと部位に切り分けて・・・
足だね・・・

もちろん、みんな猪を捌くのなんて初めて。
見よう見真似でやってます・・・。

グロすぎて無理と思っていたけれど、私も恐る恐るお手伝い。
足についてる毛皮を70~80度のお湯でゆがき、毛皮を剥いだ。
ほんとにス~っと毛皮が剥ける。
やってるうちに慣れてくるものね。

中津江村にいたら、そのうち猪を捌くだろうな~とは思っていたけど
まさか、こんなに早くイノシシを捌く日が来るとは・・・

そして、すぐさま七輪で焼肉。

捌きたての新鮮な猪は臭みもなくて超美味しい!!
猪は12月~2月頃が脂がのって一番美味しいらしい。
こんなにお肉を食べたのは久しぶりだ~。

山を駆けずりまわって自然界で生きている猪の肉はプリプリ。
飼育されてない野生の猪は自然そのもの。
普段お肉はあまり食べないけれど
たまに命あるものを感謝してありがたくいただく。
山のごちそうでした。





2014/02/02

大工はじまり

材料もだいたい揃ったところで、床下に使う材に防腐剤を塗る作業から。
防腐剤を塗っておけば、そう簡単には腐らないらしい。
簡単なので、これはもっぱら私の仕事。
外では敷居土台にカンナがけ。電動のやつがあるんだね。
それから敷居の溝彫り。

そして最初から大変な大仕事に。
田の字の真ん中の柱が下がっているため、家全体が下がっている・・・
上の敷居柱をジャッキで持ち上げて、中心の束を取り替えるという作業。
中心の束はこのとおり、かなり腐食していた…。
ジャッキアップして数センチ上がっているの分かるかな?
水平を計ってみると、中心が8センチも下がっていた・・・。
なかなか上がらないので、上を持ち上げるジャッキの数を倍に増やし、
下の敷居土台にも2箇所ジャッキを追加して計6台。
上から下からジャッキで少しづつ持ち上げると、
家がミシミシ、ギシギシいって上がっていくのが分かった。
6cm上がったところで、もうよかろ~というとこで、束を交換。
敷居土台も入って、この家の空気が一変した。
家も喜んでくれているかな。。