2013/06/26

田の草取り

中津江村は長~い梅雨時期に入り、毎日雨か曇の繰り返し。
家中のカビパワー炸裂してます・・・。

昨日の大雨はヒヤッっとしたけど、まだまだ本当の大雨はこれからと思っている。
去年のように4月・5月は全く雨が降らずに、梅雨入りしてドッと豪雨が続く。
     ・・・かもしれないと心積もりはしておかねば。

田んぼの方は今年は予定通りに短期間で田植えも終わってホッとしている。

5/21に最初に田植えをした田んぼは順調に成長しており、
背丈も40~50cmほどになって緑のじゅうたんになってきた。
そして、もちろん草も一緒に成長している・・・
除草剤を撒かない田は本当に草の勢いがすごいです。
ウチの田んぼに生えるてる草は主に水草の2種類。
水面に葉を広げている「コナギ」と、ツンツンしている「ホタルイ」。
これらの草は特に除草剤を撒いてない田によく生えるそう。
今年は田植え直後からなるべく深水にしていたので、
陸の草はほぼ抑えられてるかわりに、水草は元気いっぱい....。

田んぼの草取りを初めて今日で3日目。
一日中の草取りはキツすぎるので、半日仕事にしてます。
草取りの方法は2つ。
1つは手押し除草機の田車を使って条間をガラガラ押していき、草を浮かしていく。
浮いた草は2~3日そのまま水面に浮かせておけば枯れてしまうという方法。
田車を押すのって、けっこう力がいる仕事。
しかも、ウチの田の写真だと田車を使うには草が大きくなりすぎている・・・。
田車は草が数センチでピヨピヨくらいの時にやるのが有効なのね。

もう1つは人力で手取り。私はもっぱら人力派。
人の手作業に敵うほど、きれいに草を取り去る方法はないが、すごい労力と時間がいる...。
ず~っと腰を曲げての作業は相当しんどいけども、
もっともっと草が大きくなってから草取りをした去年の大変さを思い出すと、
まだ草が小さいうちに取るのはなんて楽なんだ~!と楽天的な気持ちでやってます。

だってね、草が30cmくらいになってしまうと、抜いた草の根に土がどっさり着いてきて、無数に生えている草を1本抜くごとに土を落とすだけでも大変。その上に田んぼから草を運び出すのがまた重いし超大量だし、炎天下の中で長時間やってると、そりゃもう投げ出したくなるほどの重労働。まぁ、草が小さいうちにやればいい、という話なんだけどね。

それにしても、田んぼは”草取り8割”と言われるほど昔から草取りが一番大変な仕事だったそうです。戦前の除草剤なんて無い頃は田植え後の6~8月の間に3回くらい草取りに入っていたそう。3回!?ってとんでもない大変さですよ。昔の人は本当にすごい!尊敬します。

この草取りの苦労を知れば、多少の除草剤を使うのも分かるというもの。
田舎で一人田んぼをやってるおじいちゃんに草取り3回は無理だもの。

ウチも全ての草を取ろうとは思っていないけど、
水田は一通り1回くらいは草取りに入ろうと思おております。

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